街路のベンチ及びグリーンデザイン

さかさ川通りの再整備

Redevelopment of Sakasa-gawa road

「訪れた人の五感にやさしい自然素材を使用したベーシックで風化しないデザイン」「いつもなにかが行われている街路の楽しみ」という2つのテーマを基に街路デザインが施されている。核となる三角地帯から車両を排除し、歩行者が落ち着いて休憩をとれるような広場空間を創出。かつての逆川の水辺をイメージしたオブジェを広場の中央に設置し、ここを中心に水の波紋が広がっていくようなサークル状の舗装を施している。そして、その周囲に街路樹 (ヒトツバタゴ)と、小船を模したベンチを配置し、小船が小石に変化して通りへと流れていくようなストーリー性を持たせた。

全長180m
全幅11.25m
三角広場より通りを見る。ランチタイムにはオフィスビルから通りの飲食店へオフィスワーカーが吸い込まれていく。かつてはフェンスが張り巡らされ無活用であった場所が蒲田再開発推進委員会、仮称さかさ川通りデザイン専門部会の力で生まれ変わった。

既存の街並みと共にしたしまれる植栽環境

通りを俯瞰で見る。曲線を描く歩車一体型の通りの先には三角広場。その先はアロマスクエアへと繋がっていく。
フィールドワーク・プランエスキス
歩車一体のたまり部分に着目し、それぞれの既存街並みに合わせた植栽計画を行った。これまでの暗さが払拭され、開放性が増した通りに対して顔を向ける店舗が増え、通りの性格が一変してきている。